FPへの相談内容として最も多いのは家計の見直しに関する相談です。ご相談いただき私が一番困ることが、データの不足です。
家計の見直しには、家計データの蓄積が不可欠です。
家計データの代表的な例が家計簿です。企業経営において帳簿が不可欠であるように、家計においても家計簿が不可欠です。
お金を何にいくら使ったのか、使いすぎていないか、倹約できたのか、知る必要があるので、まずは家計簿を付けることが、家計見直しの第一歩です。
あなたがもし家計を見直したいのであれば、まずは家計簿を付けてください。
家計簿のフォーマットや方法はあなたに合ったものであれば何でもよいです。
あなたが支払いを口座振替、クレジットカードで行っているのであれば、データが蓄積されているので、明細が家計簿の代わりになります。
私は、大学に入学し一人暮らしをはじめたときから今まで、ずっと家計簿をつけています。
途中、10年間くらいは妻が家計簿を付けていましたが、ここ数年は私が担当しています。
私は、Money Forwardという家計簿アプリを利用しています。
家計簿アプリは優秀なものがたくさんあるので、アプリの利用はおすすめです。
家計を付けるのは夫婦のどちらでもよく、大事なのはデータを共有することです。
私が妻から家計簿を付ける役割を引き継いだ理由は、データ共有ができていなかったからです。
妻は、家計簿を毎日欠かさず付けていましたが、家計簿を私には絶対に見せてくれませんでした。家計のデータを共有していなかったので、私はお金がどのくらい残っているのか全く知りませんでした。ファイナンシャルプランナーの有資格者だったのに自分の家計にはノータッチだったのです。
結局、妻が家計簿を見せてくれたときにはお金がほとんど残っておらず、借金をすることになってしまいました。
借金もまた複利で、雪だるま式に膨らんでいきます。
そのときの借金がきっかけでその後の人生、大いに苦しみました。
あなたがもしご結婚されているのであれば、家計のデータは夫婦で共有してください。
家計を見直すときも夫婦で一緒に行ってください。
家計データの共有は本当に重要なポイントです。
あなたが家計のデータをまとめることができない、という場合には私にご依頼いただければ過去のデータを整理し、問題点、節約のポイントやアドバイスもそえてご提出致します。