これから住宅を購入しようと思ったとき、あなたは何からはじめますか?
私に住宅購入の相談を申し込まれる方の多くが、何からはじめたらよいのかよくわからないとおっしゃいます。
中にはとりあえずマンションのモデルルームに行きましたという方もたくさんいらっしゃいます。
それでは後で失敗したと後悔することになりかねません。
まず、最初にやるべきことは、漠然としてまとまっていない考えをまとめることです。
正確に細かく決める必要はなく、おおまかでよいのです。
住宅購入において、考えをまとめる前に行動に移すのは失敗のもとです。
住宅購入で失敗する方は、だいたい事前準備不足が原因です。
何事も、失敗しないために、事前準備にこそ時間を割くべきです。
あなたはどんな家に住みたいですか?
近所にできた新築マンションですか?
中古でもいいから一戸建てに住みたいですか?
ある程度、希望をまとめて絞り込まないといつまでも決断できません。
どんな家に住みたいのか、考えもまとまらないうちに住宅展示場のモデルハウスを見学に行ったり、マンションのモデルルームに行ったり、不動産会社に物件を探しに行くなどしてはいけません。
行動に移す前に、少なくとも以下に挙げるような点はまとめておかなくてはなりません。
・いつ頃までに購入するのか(スケジュール)
・どこに住みたいのか?(生活環境、住みたいエリア)
・どんな家が欲しいのか?(広さ、間取りなど)
・予算、自己資金、住宅ローンの借入額はいくらか?(資金計画)
まずは、この4点については希望することをまとめておきましょう。