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住宅ローン、借りすぎてはいませんか?

住宅価格上昇

今、住宅価格はかなり上がっています。新築も中古も同じです。私がファイナンシャルプランナー事務所を開業した2009年と比較すると、神戸市中央区から東灘区の新築マンションの売出価格は1.5倍程度にはなっていると思います。あくまでも私の感覚ですが。

住宅ローン借入額が増えている

住宅価格が上昇するのと同時に、住宅購入者の住宅ローンの借入額も多くなっています。
今、住宅ローンの残債を抱える方のうち、かなりの割合が変動金利型の住宅ローンです。
もし、金利が急速に上昇しはじめると、多くの家庭の家計に大きな負担がかかります。
住宅ローン破綻する方も増えるはずです。

金利が上がる頃には、給与の上昇もあるはずですが、金利の上昇の方が早く上がる傾向にあります。この間、蓄えが無ければ乗り切れません。

住宅ローンの金利はいつ上がるの?

あなたの知りたいことは、金利はいつ上がるのかという点のはずです。セミナーでも個別相談でもよく聞かれます。
「わかりません。」いつもそう答えています。
金利動向を言い当てることができれば投資で大きな資産を作れます。金利は常に変動しているので予想は難しいです。

あえて回答するならば、固定金利型住宅ローンの金利は上昇傾向、変動金利型住宅ローンの金利は変化なく低いまま、そうお答えします。
この記事を書いている2024年1月の時点では、固定金利型住宅ローンの金利は上昇傾向です。しかし、変動金利型住宅ローンは金利上昇傾向はありません。
住宅ローン金利を決める要素は異なるためです。
長期金利に影響を受ける固定金利型住宅ローンと、短期金利に影響を受ける変動金利型住宅ローンは分けて考えなければなりません。

金利上昇に備える

金利動向には注意

住宅ローンをこれから借りる人よりも、すでに住宅ローンを変動金利で借りている人の方が、金利動向には敏感になっているはずです。
もし、そうでなければ少し焦った方が良いですね。
変動金利型住宅ローンを借りている場合、常に金利動向をチェックしておかなければなりません。上がり始めたら、半年に1回上がっていくのですから、急に上がることもあり得ます。

金利が上がり始めたら

上昇傾向が続けば、固定金利型住宅ローンに乗り換えるのか、繰り上げ返済を行って残債を減らすのか、判断しなければなりません。
変動金利型住宅ローンの金利上昇が続く場合、固定金利型住宅ローンは今よりも金利が高くなっている可能性が高いです。
固定金利型住宅ローンの借り換えたとしたら、返済額は今よりもかなり多くなるということです。返済が厳しくなってから借り換えたのであれば、もっと厳しくなります。できるだけ余裕があるうちに借り換えの判断をしなければなりません。

金利上昇時の対応策

返済額を今と変わらない額にするか、今よりも返済額を減らすためには、借り換え額を、今の住宅ローン残債よりも少なくする必要があります。
このタイミングでまとまった額の繰り上げ返済をします。
住宅ローンの金利が上がったとき、家計の負担を抑えるためには、繰り上げ返済が有効です。
繰り上げ返済のためにお金を蓄えておくことで備えることができます。

家を買ったら、すぐに家計を見直し、少しでも多くお金を蓄えておきましょう。変動金利型住宅ローンの金利も上昇する時期が必ず来ます。早ければ今年中です。
猶予は無いという意識を持ちましょう。

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