ブログ

TATERUの預金残高偽造について思うこと

シェアハウスのスマートデイズに続き、東証一部上場のTATERUでも融資申し込み時に提出する預金通帳の残高を偽造していたことが発覚しました。
発覚した1件以外にも偽造はないのか調査するとのことですが、他にあったとしても正直に発表するかどうか。隠ぺいする可能性もあるでしょう。そう思うとこの会社はもう信用できません。本日、TATERUの株はストップ安。マーケットの信頼を失いました。
これで不動産投資への融資はますます難しくなるでしょう。金融庁からの銀行への圧力もより強まるはずです。各銀行は自行の融資審査に問題はなかったかどうか詳しく調査すると同時に、不動産投資への融資審査を厳しくしているはずです。預金通帳残高を確認方法は、預金通帳の原本を確認するとか、預金残高証明書の原本提出に変わってくると予想できます。
また、過去に預金通帳の残高を偽造した会社からの顧客へは融資を控えるということも考えられます。
TATERUの顧客への融資は各銀行にとっては見送らざるを得ないと言えます。
信用を失うことはそのまま経営破たんのきっかけになるので、この会社の今後はかなり厳しいものになると思います。

関連記事

  1. 貯金ができない人は不動産投資をしてはいけない理由

  2. 重要事項説明書の案文は事前に取得する(重要事項説明に関する注意点 1)…

  3. パナソニックが茨木工場を大和ハウスに売却か!?

  4. 道路交通法改正で自転車の罰則強化 自転車の違反・事故が家計に与えるリス…

  5. 神戸市中央区のマンション市場について 2024年9月

  6. 不動産投資の訪問営業、約束しても断るべき理由と対策法

  7. 住宅ローンの変動金利 知っておくべきこと

  8. 家を買った後は家計の見直しを!!

カテゴリー
『FP菊池のお金と不動産の話』購読
ニュースレター購読(無料)